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妻を殺され、娘を廃人にされた平凡な男、ポール・カージーは、街のダニを殺す処刑人と化し、以降20年間で100匹超のダニを射殺する-。1974年の『狼よさらば』が300万ドルの製作費で2,200万ドル超の興行収入を叩き出して大ヒット、1993年までチャールズ・ブロンソンの代表作でありライフワークとして全5作が作られた、復讐のヴィジランテ・バイオレンス・アクションがこの“デス・ウィッシュ”シリーズだ。ニューヨーク、ロサンゼルスに巣食うダニどもに常に大切な人を襲われてしまうという、不幸極まりない男、ポール・カージーをブロンソンが熱演。警察があてにならないと知り自らの手で街の悪党を退治していくカージーは、はじめは知人から譲り受けたリボルバーの拳銃を片手に単身闘いを挑むが、どんどんエスカレートしていく犯罪に対抗し必殺ウェポンをパワーアップ、グレネードランチャー付自動小銃や重機関銃まで持ち出して応戦していく。あまりの過激さとバイオレンスに当時全米でも賛否両論が巻き起こり、著名で高尚な映画評論家たちからは攻撃されるも、警察の無能ぶりを痛烈に皮肉った内容は観客から絶大な人気を誇り大ヒットを続けた。一般大衆の支持という点や、70年代に始まった大スター主演の犯罪アクションシリーズということではクリント・イーストウッド『ダーティハリー』シリーズの双璧ともいえるこのシリーズだが、1作目~5作目まですべてワーナーの製作だった『ダーティハリー』と異なり、“デス・ウィッシュ”は2作目以降製作会社が替わった関係で権利者が多岐にわたり、シリーズ全5作が一斉リリースされることはかつてなかった。しかし今、ブロンソン没後15年を迎え、さらには『狼よさらば』のリメイクともいえるイーライ・ロス監督、ブルース・ウィリス主演の最新作『デス・ウィッシュ』の日本公開が10月19日に迫るなか、遂に“デス・ウィッシュ”シリーズ全5作が揃ってリリースされることとなった。これは奇跡である。またこの“デス・ウィッシュ”シリーズの5作目はブロンソンの最後の劇場用映画出演作。ポール・カージーの哀しみと怒りを、ぜひブルーレイ&DVDで、目と心に焼き付けてほしい。
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 言うまでもなく“復讐”は、古今東西さまざまなフィクションで取り上げられてきたポピュラーなテーマである。映画史上においても古くからハリウッド西部劇やマカロニ・ウエスタンなどの定番テーマになってきたが、ブライアン・ガーフィールドの小説を映画化した『狼よさらば』は、それらの時代ものと違って現代の法治国家アメリカの大都市ニューヨークが舞台であり、ガンマンでも保安官でもないごく平凡なサラリーマンが主人公という設定が異彩を放っていた。そして1974年に全米公開されたこの映画は、自警活動による殺人を肯定していると捉えられかねないきわどいストーリーが物議を醸し、良識ある批評家筋の不評を買ったものの、商業的には大成功を収めた。

   『狼よさらば』は決して爽快なカタルシスをもたらす作品ではないし、むしろレイプ、殺人といった凶悪犯罪をリアルかつ陰惨に描いたアクション・ドラマである。それなのに大ヒットした要因は、製作当時のアメリカ社会における治安の悪化、警察の機能不全に対する観客の潜在的な不安や怒りが、主人公ポール・カージーの型破りな行動に“共鳴”したからだと言われている。かくして『狼よさらば』は数多くの模倣作品を生んだにとどまらず、その後の復讐テーマを扱った幾多の映画のプロトタイプとなり、今では世界中で多彩なバリエーションの復讐映画が作られているのは衆知の通りである。

   復讐映画の危うい面白さは、復讐という行為が違法でありモラル的にも許されないと誰もがわかっているのに、理不尽な暴力によって家族や恋人を殺されて復讐に走る主人公に、いともたやすく共感できてしまう点にある。『狼よさらば』は“バイオレンス・アクション”と“社会派ドラマ”の二面性を持っており、どちらに重きを置いて観るかは観客次第だ。当初、このガーフィールドの原作小説はシドニー・ルメットが監督を務め、ジャック・レモンがカージー役、ヘンリー・フォンダがオチョア刑事役という布陣で映画化される予定だった。またチャールズ・ブロンソン自身も、本来はダスティン・ホフマンのほうがふさわしい役どころだったと述懐している。もしも“無力な小市民”を演じるにふさわしいレモンやホフマンがカージーに扮し、社会派の巨匠たるルメットがメガホンを執っていたら、まったく異なる印象を与える映画になっていたはずだし、『狼よさらば』というハードボイルドな邦題もつけられなかっただろう。

   そもそも『狼よさらば』は復讐映画でありながら、オーソドックスな復讐劇ではない。冒頭でカージーの妻を殺し、娘を暴行して寝たきり状態にしたチンピラ3人組は、現場から逃走したまま映画からフェードアウトしてしまい、カージーは最後まで犯人たちへの復讐を果たすことができないのだ。カージーの怒りの銃口が向けられるのは、街にはびこるダニどもだ。カージーは初めて人殺しを犯した直後に嘔吐するが、その後も殺人を重ねるうちに罪の意識を感じなくなり、自らの手で悪を処刑するという行為そのものに取り憑かれていく。言わば本作は人間の内なる暴力衝動をえぐり出したサイコ・スリラーでもあり、今見直してもその過程が実に巧みに表現されていることに感心させられる。正体不明のヴィジランテの出現をメディアがセンセーショナルに報じ、市民がダークヒーローとして崇めていく描写も然りである。

   さらに興味深いのはチャールズ・ブロンソンの特異な個性が、前述したバイオレンス・アクション、社会派ドラマという本作の二面性の境界をいっそう曖昧にしていることだ。ブロンソンはまぎれもないアクション&サスペンス・ジャンルのトップスターだが、派手な立回りで群がる悪党をばったばったと駆逐していくマッチョではなく、どこか神出鬼没な怪しさをまとっている。深いシワが刻まれた不敵な面構えは人生の年輪を感じさせるが、ポーカーフェイスゆえに何を考えているのか真意はさっぱり読み取れず、物腰はつねに悠然としていてエレガントですらある。映画のテーマや主人公の感情を説明するような長ゼリフは似合わないし、実際そのようなシーンはない。劇中、おのれの正義を叫ぶことさえ一切なく、ただぶっきらぼうに存在し、電光石火の行動に出るブロンソンの“謎めいた凄み”とでもいうべき不思議なパーソナリティーが、この映画に奇妙にして問答無用の説得力を吹き込んでいる。

   大反響を呼んだ『狼よさらば』から8年ぶりに製作された続編『ロサンゼルス』で娘を惨殺されたカージーは、はなから警察など信用せず復讐の鬼と化し、自ら探し当てた犯人のチンピラ5人をひとりまたひとりと容赦なく血祭りに上げていく。さらに、ニューヨークへ舞い戻った第3作『スーパー・マグナム』ではストリート・ギャング相手に戦争さながらの大量殺戮を繰り広げ、第4作『バトルガンM-16』ではロサンゼルスを牛耳るふたつの巨大麻薬組織を、第5作『狼よさらば/地獄のリベンジャー』ではニューヨークの極悪マフィアをたったひとりで壊滅させた。

   これら第2作以降におけるカージーは、もはや平凡な一市民ではなくプロフェッショナルな殺し屋であり、法の枠を超越した闇の処刑人だ。そこには第1作のような社会的なメッセージも入念な心理描写もない。まるで呪いにかかったかのように行く先々で愛する者たちをズタズタに傷つけられ、そのたびに無言で銃を握り締め、悪党への孤独な私的制裁に身を投じていくカージーの姿が、1作ごとに趣向を凝らして過激化されたバイオレンス満載で描かれてきた。

   これほど悲惨な経験を重ねてしまったらほとほと人生に絶望し、人里離れた山奥などで隠遁生活を送ってもおかしくないものだが、なぜかカージーは荒廃しきった大都会に留まり続ける。それがおのれの宿命だと悟ったかのようにニューヨークとロサンゼルスを行き来し、果てしなきさすらいの復讐を20年間も繰り返していった。ブロンソンが魅力的な殺し屋や復讐者を演じた作品は『狼の挽歌』『メカニック』を始めいくつもあるが、私たち多くの映画ファンの脳裏には無骨でダンディで謎めいたブロンソンとポール・カージーが一体化したイメージが鮮明に焼きついている。はたしてブロンソン=カージーは復讐の神か、悪魔か、それとも求道者なのか。そんな答えの見つからないミステリーを突きつけてくる“デス・ウィッシュ”5作品は、永遠に癒やされることのない怒りと悲しみを背負った男の旅路を描き上げた壮大にして数奇なシリーズなのである。
ブロンソンの名を不動のものにした『狼よさらば』シリーズ第1弾!
遂に待望の国内初ブルーレイ化!
★遂に!やっとの初ブルーレイ化!
★日本語吹替音声収録!
『狼よさらば』
blu-ray|2018.10.17(水)発売|BRS-10083|¥3,800+税|1080p Hi-Def(ビスタサイズ)|カラー|本編約94分|1層|英語(DTS-HD Master Audio/2.0ch)、日本語(DTS-HD Master Audio/2.0ch)|日本語字幕(本編)、英語字幕(本編)

発売・販売:株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

© 1974, renewed 2002 StudioCanal Image. All Rights Reserved.
私立警察か、夜の私刑者か-。
妻の面影、娘の涙を心に抱いて、さすらいの狼が仕掛けた闇の罠!
不屈の男ポール・カージーが誕生した記念碑。
INTRODUCTION
チャールズ・ブロンソンの膨大な出演作のなかでも絶大な存在感を誇り、全5作までつくられた“デス・ウィッシュ”シリーズの記念すべき第一作。『メカニック』(72)、『スコルピオ』(73)など切れ味鋭いアクション演出のマイケル・ウィナー監督、『セルピコ』(73)やのちに『キングコング』(76)、『ハンニバル』(01)を手掛けた超大物プロデューサー、ディノ・デ・ラウレンティス、そして『大脱走』(63)、『レッド・サン』(71)の大スター、ブロンソンがタッグを組み、それぞれのキャリアにおいても代表作となった。あまりの暴力描写とショッキングなストーリーに全米騒然、初公開時は賛否両論が巻き起こるも、観客からは圧倒的支持を集め大ヒット、街のチンピラに妻を殺され娘を襲われた平凡な男の復讐という自衛の論理を描く<ヴィジランテ>ものなるジャンルも築くこととなった。また音楽はマイルス・デイビスのグループに加入して話題となり、アントニオーニ『欲望』(66)も手掛けたブラック・ファンク・ミュージックの覇者であり、グラミー賞の常連ハービー・ハンコックが担当している。
STORY
開発技師のポール・カージーは、美しい妻子と共に幸せに暮らしていた。ある日、妻と娘がチンピラ3人に暴行され、妻は殺され、娘はショックで生きる気力を失ってしまう。突然の不幸に呆然とするカージーは、悲しみに暮れながらも、気丈に仕事に没頭していた。そんな中、仲間に射撃場に誘われ、仕事がうまくいったお礼にと拳銃をプレゼントされたカージーは、夜の街を徘徊し、わざと強盗に襲われては容赦なく射殺していく影の死刑執行人“アマチュア刑事”として世間を賑わし始める・・・。
CREDIT
監督:マイケル・ウィナー/製作:ハル・ランダース、ボビー・ロバーツ/製作総指揮:ディノ・デ・ラウレンティス/原作:ブライアン・ガーフィールド/脚本:ウェンデル・メイズ/撮影:アーサー・J・オーニッツ/編集:バーナード・グリッブル/音楽:ハービー・ハンコック

出演:チャールズ・ブロンソン、ホープ・ラング、ヴィンセント・ガーディニア、スティーヴン・キーツ、ウィリアム・レッドフィールド、キャスリーン・トーラン、スチュアート・マーゴリン、スティーヴン・エリオット、ジャック・ウォレス、フレッド・J・スコレイ、ジェフ・ゴールドブラム

1974年|アメリカ映画|日本公開:1974年11月2日|原題:DEATH WISH
悲惨過ぎる『狼よさらば』シリーズ第2弾!
遂に待望の国内初ブルーレイ化!
<以下ブルーレイ商品の特典内容>
★ポール・タルボット音声解説
★米国劇場公開版本編(約89分)
★海外TV版本編(約94分)
★ギリシャVHS版本編(約94分)
★オリジナル予告編
※「海外TV版本編」および「ギリシャVHS版本編」は劣悪な画質と音声となっており、また共にスタンダードサイズ、エンドクレジットの途中で映像が終了します。これは海外権利者から提供された素材そのままであり、製品不良ではありません。また「ギリシャVHS版本編」には日本語字幕はございません。
※DVD商品には★ポール・タルボット音声解説と★オリジナル予告編が収録されます。
『ロサンゼルス』

blu-ray|2018.10.17(水)発売|KIXF-576|¥4,800+税|1080p Hi-Def(ビスタサイズ)|カラー|本編約92分|1層|英語(DTS-HD Master Audio/2.0ch)、音声解説英語(DTS-HD Master Audio/2.0ch)、日本語(DTS-HD Master Audio/2.0ch)|日本語字幕(本編、音声解説)

DVD|2018.10.17(水)発売|KIBF-1598|¥3,800+税|16:9LB(ビスタサイズ)|カラー|本編約92分|2層|英語(ドルビーデジタル/2.0ch)、音声解説英語(ドルビーデジタル/2.0ch)、日本語(ドルビーデジタル/2.0ch)|日本語字幕(本編、音声解説)

発売・販売:キングレコード

DEATH WISH II © 1982 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved.
ひどい!ひどすぎる!!
遂にその凶悪さはニューヨークを抜き、ロサンゼルスは≪レイプ・シティ≫に姿を変えた!
<警察はもう、あてにできない>いま、ブロンソン=ポール・カージーは、自らの手で街のダニを殺す!!
INTRODUCTION
悪夢がふたたび襲いかかる!この街で生命をつなぎとめられるのは<暴力>だけだ!『狼よさらば』(74)の続編であり、5作目まで作られたチャールズ・ブロンソン=ポール・カージーの人気シリーズ、“デス・ウィッシュ”シリーズ第2弾。ブロンソンの鋭い眼光と精悍なマスク、強靭な肉体はさらに磨きがかけられ、前作に続きマイケル・ウィナー監督の息もつかせぬ切れ味の快調な演出が炸裂。だが前作に存在した社会性は吹きとばされ、血も凍るような凄惨なレイプと惨殺の果てに主人公が世のダニを一人づつ射殺していく、容赦ないスーパー暴力映画となった。音楽は『狼よさらば』のハービー・ハンコックに代わり、レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジが初めて映画音楽を担当、血なまぐさいバイオレンス描写とともに、時にエキサイティングな、時にメロウな激音を画面にスパークさせている。
STORY
ニューヨーク在住時、ポール・カージーは強盗によって妻を殺害、娘はレイプされ、自らの手で犯罪者を処刑する自警団となった。数年後ロサンゼルスに転居したカージーは、精神を病んだ娘を支えつつ、新たな恋人と穏やかな日々を過ごしていた。しかし長い闘病生活を終え、明るさを取り戻した娘が退院したその日、悲劇はふたたび起こった。家のヘルパーは街の“ダニ”どもに暴行・惨殺され、娘はダニ5匹のレイプの餌食となり、自ら命を絶ったのだった。カージーは悲しみとともに激高した。コルト45に弾丸を装填したカージーは夜に狼に変身した。報復のドラマが、ふたたび始まる。
CREDIT
監督:マイケル・ウィナー/製作:メナハム・ゴーラン、ヨーラン・グローバス/製作総指揮:ハル・ランダース、ボビー・ロバーツ/キャラクター創造:ブライアン・ガーフィールド/脚本:デヴィッド・エンゲルバック/撮影:リチャード・H・クライン、トム・デル・ルース/音楽:ジミー・ペイジ

出演:チャールズ・ブロンソン、ジル・アイアランド、ヴィンセント・ガーディニア、J・D・キャノン、アンソニー・フランシオサ、ロビン・シャーウッド、シルヴァーナ・ガラード

1982年|アメリカ映画|日本公開:1982年3月20日|原題:DEATH WISH Ⅱ
チャールズ・ブロンソン没後15年企画商品として待望の初ブルーレイ化!
シリーズ中最も過激なアクションとバイオレンスが爆発する第3弾!
★驚異の破壊力475ウィルディ・マグナムの姿!
★ブローニングM1919重機関銃、ロケットランチャーまで登場!
★「日曜洋画劇場」TV吹替音声(ブロンソンの声はFIX声優の大塚周夫)を初収録!
★1985年製作の「メイキング・オブ・スーパー・マグナム」を初収録!ブロンソン自身が答える貴重なインタビュー満載。
★TV放送時のダイジェスト映像をリメイクして収録(ナレーション:小林清志)
★大塚明夫ナレーションによる新規収録PVと大塚明夫インタビュー映像を収録した特典DVDが、初回限定で封入!
★隠しコマンド特典も収録!(メニュー画面であるコマンドにカーソルを合わせ、出現したアイコンをクリックすると・・・小林清志ナレーションの特別版ダイジェスト映像後に吹替版本編がつながって再生される、『日曜洋画劇場』の放送を再現した特別仕様。)
★オリジナル予告編!
★封入特典として4P解説書封入!

※日本語吹替は、テレビ朝日系「日曜洋画劇場」のTV放送吹替版を収録(1988/7/10放送)。
『スーパー・マグナム』ブロンソン没後15年特別版

blu-ray|発売中|HPXR-254|¥4,800+税|1080p Hi-Def(ビスタサイズ)|カラー|本編約91分|1層|英語(DTS-HD Master Audio/2.0ch)、日本語(DTS-HD Master Audio/2.0ch)|日本語字幕(本編、吹替補助用)

発売:「厳選洋画劇場Blu-rayシリーズ」発売委員会
販売:ハピネット(ピーエム)

DEATH WISH 3 © 1985 Metro-Goldwin-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved.
「あなた!カージーさんよ!! ダニを撃ち殺してるわ!!!」
驚異の破壊力を秘めた475ウィルディ・マグナムが火を噴く!
炎の怒りに包まれて、やっぱりあいつが帰って来た!!
INTRODUCTION
別名ニューヨークと呼ばれる無法の街に、遂にポール・カージーが帰って来た。漢ブロンソンの大ヒット作『狼よさらば』シリーズ第3弾。引き続きマイケル・ウィナーが監督、常識破りの展開と衝撃的な演出で、映画批評を寄せつけない凄まじい一篇となった。ハリー・キャラハンのM29・44マグナムを超える必殺の豪銃ウィルディが街のダニの心臓をぶち破り、ブローニングM1919重機関銃やロケットランチャーまで登場、もはや“戦争”というべき弾丸の雨あられ状態。『狼よさらば』の惨劇から11年、ポール・カージーが何の躊躇もなくダニを射殺していく様は、ビザールさを超えて爽快感を与えてくれる。<悪を退治するアクション映画>としては、観客の夢を叶える究極の一本であり、第1作目とともにシリーズ中最も高い人気を誇るヒット作。アルドリッチ監督作『ロンゲスト・ヤード』(74)のエド・ローターが話のわかる署長を好演しているのも見もの。
STORY
過去にギャングに妻と娘を殺され、世の中の悪を自ら処刑してきた“幻の狩人”ことポール・カージーは、ニューヨークの友人を訪ねる。そこはフレイカーが率いるギャングたちに支配された無法地帯だった。友人はギャングに殺され、カージーは犯人と誤解されて投獄される。そこにカージーの正体を知る署長のシュライカーが現れ、釈放する代わりにギャングを始末して欲しいともちかける。カージーはベネットという男からギャングの情報を得て、マグナム銃で毎夜彼らを始末してゆく。仲間を殺され逆上したフレイカーは、カージーと恋仲になった女性弁護士のキャサリンを爆殺。怒りに燃えるカージーは、フレイカー率いるギャング集団と全面戦争を開始する。
CREDIT
監督:マイケル・ウィナー/製作:メナハム・ゴーラン、ヨーラン・グローバス/原案:ブライアン・ガーフィールド/脚本:マイケル・エドモンズ/撮影:ジョン・スタニアー/音楽:ジミー・ペイジ、マイケル・モラン

チャールズ・ブロンソン、デボラ・ラフィン、エド・ローター、ギャヴァン・オハーリヒー、マーティン・バルサム、ジョセフ・ゴンザレス

1985年|アメリカ映画|日本公開:1986年4月26日|原題:DEATH WISH 3
漢ブロンソン=ポール・カージー、大ヒットシリーズ第4弾!
待望のDVD再発売!
★オリジナル劇場予告編収録
『バトルガン-M16』

DVD|2018.10.17(水)発売|MGBNG-15797|¥1,419+税|4:3(スタンダードサイズ)|カラー|本編約100分|1層|英語(ドルビーデジタル/2.0ch)|日本語字幕、英語字幕

発売・販売:20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン株式会社

DEATH WISH 4: THE CRACKDOWN © 1987 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved.
Package Design © 2018 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved.
Distributed by Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. TWENTIETH CENTURY FOX, FOX and associated logos are trademarks of Twentieth Century Fox Film Corporation and its related entities.
麻薬(コカイン)に侵されたロサンゼルスの街を叩きなおせ!
ロケットランチャー付M-16でギャングを一掃!
最強のスーパー・ガンを片手に今、復讐の炎が燃える!!
INTRODUCTION
マイケル・ウィナー監督に代わり、『ナバロンの要塞』(61)、『猿の惑星』シリーズや、ブロンソンとのタッグ作も多い巨匠J・リー・トンプソン監督が手掛けた、チャールズ・ブロンソン一世一代の当たり役“デス・ウィッシュ”シリーズ第4弾。カージーの新しい恋人として、『アメリカン・グラフィティ』のケイ・レンツが登場。例のごとく、恋人の娘が麻薬で命を落としたことをきっかけに、ポール・カージーは麻薬組織殲滅に向けて動き出し、前作のウィルディマグナムからグレネードランチャー付のM16自動小銃にパワーアップして巨悪に銃弾をぶち込む。脚本は『用心棒』(61)、『荒野の用心棒』(64)の影響のもと執筆された。音楽を担当したのは、愛妻ジル・アイアランドの息子(ブロンソンの義理の息子)ポールとヴァレンタイン・マッカラム。マグロ工場や当時LAで流行していたローラー・ディスコを舞台にしたすさまじい銃撃戦は大迫力だ。
STORY
ニューヨークで街のストリートギャングを一掃し、ロサンゼルスへやってきたポール・カージーは、建築コンサルタントとして成功し、ジャーナリストの恋人カレンと幸せな生活を送っていた。しかし、カレンの娘がコカインの過剰摂取で急死してしまい、街がすっかり麻薬に汚染されていることを思い知る。新聞社のオーナーから麻薬組織を壊滅させるよう依頼され、戦いに挑むカージーだったが、汚職刑事の妨害や驚くべき黒幕の登場で危機一髪!ついにカレンまでもが敵の毒牙にかかり、カージーの怒りは頂点に達した…。
CREDIT
監督:J・リー・トンプソン/製作総指揮:メナハム・ゴーラン、ヨーラム・グローバス/製作:パンチョ・コーナー/脚本:ゲイル・モーガン・ヒックマン/撮影:ギデオン・ポラス/音楽:ポール・マッカラム、ヴァレンタイン・マッカラム、ジョン・ビシャラット

チャールズ・ブロンソン、ケイ・レンツ、ジョン・P・ライアン、ペリー・ロペス、ジョージ・ディッカーソン、スーン=テック・オー

1989年|アメリカ映画|日本公開:1990年8月18日|原題:DEATH WISH 4: THE CRACKDOWN
漢ブロンソン=ポール・カージー、大ヒットシリーズ最終作!
待望のDVD再発売!
★オリジナル劇場予告編収録
『狼よさらば/地獄のリベンジャー』

DVD|2018.10.17(水)発売|MGBNG-28849|¥1,419+税|16:9LB(ビスタサイズ)|カラー|本編約96分|1層|英語(ドルビーデジタル/2.0ch)|日本語字幕、英語字幕

発売・販売:20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン株式会社

DEATH WISH V : THE FACE OF DEATH © 1993 Death Wish 5 Productions, LTD. All Rights Reserved.
Package Design © 2018 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved.
Distributed by Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. TWENTIETH CENTURY FOX, FOX and associated logos are trademarks of Twentieth Century Fox Film Corporation and its related entities.
さらばポール・カージー!“デス・ウィッシュ”シリーズ最終作!
NYのファッション・シーンを食い物にするマフィアの魔の手――
婚約者を奪われたブロンソンの怒りの銃弾が唸る!!
INTRODUCTION
チャールズ・ブロンソン=ポール・カージー、“デス・ウィッシュ”シリーズ第5弾にして最終作。恋人役に『ハノーバー・ストリート/哀愁の街かど』のレスリー=アン・ダウンを迎え、シリーズ最大の敵を相手に怒りの鉄槌を下す!当初『ビッグ・バッド・ママ』(74)、『テキサスSWAT』(83)のスティーヴ・カーヴァー監督が予定されるも、前作J・リー・トンプソンから『レスリー・ニールセンの2001年宇宙への旅』のアラン・A・ゴールドスタインに監督交代。ドラマ専門だったゴールドスタイン初のアクション映画となった。当時妻のジル・アイアランドを亡くし、俳優業を引退していたブロンソンが本作で1度限りの復活、自身の劇場公開映画最後の出演作品となった。70歳を超えているとは思えないブロンソンのアクション魂は驚異的!ポール・カージー最後の作品であり、ブロンソン自身にとってもラストとなった本作。凄絶なリベンジ・アクションを期待しつつも、いろんな意味で哀愁漂う一篇となった。
STORY
ニューヨークへ舞い戻ったポール・カージーは、人気デザイナーのオリビアと婚約、オリビアの娘とも打ち解けて幸せな生活を送っていた。だが、オリビアには悩みがあった。前夫でマフィアのボス、トミーがオリビアの会社を使ってマネーロンダリングをしていたのだ。密告を恐れたトミーは殺し屋を放ち、オリビアは顔を傷だらけにされてしまう。ポールは検事のホイルとバスケスに保護を頼むが、情報が漏れていたために襲撃を受け、オリビアは無残にも殺される。激しい怒りと憎しみから、ポール・カージーの復讐が始まった…。
CREDIT
監督・脚本:アラン・A・ゴールドスタイン/製作総指揮:メナハム・ゴーラン、アミ・アルツィ/製作:ダミアン・リー/撮影:カーティス・ピーターセン/音楽:テリー・プルメリ

チャールズ・ブロンソン、レスリー=アン・ダウン、マイケル・パークス、チャック・シャマタ、ケビン・ランド、ソウル・ルービネック、ミゲル・サンドヴァル、ロバート・ジョイ

1993年|アメリカ映画|日本未公開|原題:DEATH WISH V: THE FACE OF DEATH
「デス・ウィッシュはシリーズすべてを観てから感想なり意見を言うものだ」と、当のブロンソンは言ってはおられないけれど、ひとり自警団を始めた一作目から、どんどんその規模も武器も大きくなり誰もブロンソンを止められない状態。うーん、それがデス・ウィッシュですから。
みうらじゅん
ブロンソンズ
ブロンソンの名を永遠のカルト・ヒーローとして映画史に残した『デス・ウィッシュ』。社会派アクションから一変し破天荒な殺人狂想曲へと移行するシリーズは正に時代の映し絵。弱き庶民の鬱憤を晴らし続けるポール・カージーこそ、暴力版『寅さん』だ!必見!!
田口トモロヲ
ブロンソンズ
  狼よさらば ロサンゼルス スーパー・マグナム バトルガンM-16 狼よさらば/地獄のリベンジャー
ニューヨーク ロサンゼルス ニューヨーク ロサンゼルス ニューヨーク
主要な敵 ダニ ニルヴァーナ フレイカー ネイサン・ホワイト オシェア
ギャング   ニルヴァーナ・ギャング
(構成員:5人)
ストリート・パンク・ギャング
(構成員:100人以上)
エド・ザカライアス麻薬カルテル
(構成員:100人以上)
オシェア・ギャング
(構成員:20~30人)
劇中ダニ直射殺数 10匹 10匹 54匹 37匹 7匹
ポール・カージー
主要ウェポン
コルト ポリスポジティブ ベレッタM84
コルトM1903 ポケット・ハンマーレス
コルトコブラ
475ウィルディマグナム
ブローニングM1919重機関銃
対戦車・対人共用携帯ロケットランチャー
ワルサーPPK
イングラムM10
マイクロウージー
ワルサーPP
ルガーミニ14
M203グレネード・ランチャー
M16自動小銃
S&W M66
社会性 ★★★★★ ★☆☆☆☆ ★☆☆☆☆ ★☆☆☆☆ ★☆☆☆☆
ヴィジランティズム ★★☆☆☆ ★★☆☆☆ ★★★★★ ★★★★★ ★★☆☆☆
アクション ★★★☆☆ ★★☆☆☆ ★★★★★ ★★★★☆ ★★☆☆☆
凶悪度 ★★★☆☆ ★★★☆☆ ★★★★☆ ★★☆☆☆ ★★☆☆☆
残酷度 ★★★★☆ ★★★★☆ ★★☆☆☆ ★★☆☆☆ ★★☆☆☆
戦争感 ★☆☆☆☆ ★☆☆☆☆ ★★★★★ ★★★★☆ ★☆☆☆☆
破壊力 ★☆☆☆☆ ★★☆☆☆ ★★★★★ ★★★★☆ ★☆☆☆☆
悲惨さ ★★★★★ ★★★★★ ★☆☆☆☆ ★☆☆☆☆ ★☆☆☆☆
興奮度 ★☆☆☆☆ ★☆☆☆☆ ★★★★★ ★★★★☆ ★★☆☆☆
哀愁含有量 ★★★★★ ★★☆☆☆ ★☆☆☆☆ ★★☆☆☆ ★★★★★
ダークネス ★★★★★ ★★★★☆ ★☆☆☆☆ ★☆☆☆☆ ★☆☆☆☆
キレ ★★★☆☆ ★☆☆☆☆ ★★★☆☆ ★★☆☆☆ ★☆☆☆☆
ブロンソン度 ★★★★★ ★★★★★ ★★★★★ ★★★★★ ★★★★★

※上記情報は正確ではありません。あくまで目安としてご覧下さい。
※★印は5点満点です。なおこの点数も適当です。各自の作品に対する想い入れで全く ちがった点数となります。あくまで目安としてご覧下さい。